18FW Bal Collar Coat

やっと型紙が出来ました・・・目が痛い!



やっと、ステンカラーコートの型紙が出来ました。
型紙ひいてる方もコートはパーツが多くて大変なのですが、工場さんはこれを切って縫うんだからもっと大変なんだよな・・・と毎回、職出しの時に考えます。

正直コートはそんなにバンバン売れるものではありません。
常識的に考えても、毎年コートを何着も買わないですよね。
それでもどうしても作りたい、もうこれは半分企画メーカーのエゴも入ってます。もちろん、必要だと思うから作るし、だから私はほとんどステンカラー(Bal Collar Coat)しか作らないのです。自分自身、トレンチは着ないので。

今回の今まで作ってきたコートの集大成。
表地・国産の超高密度撥水性のあるバーバリー生地。これも年が明けたら製造現場を見に行ってきます。(これが私が生まれ育った当時「鳩山村」のすぐそば)

裏地は上の動画の通り、西脇で作りました。
型はビンテージは参考にしつつ、サイズ感を現代的に調整して、かつ脱着フードをつける。

要所には毛芯を使って、古いコート独特の「重さ」と「ある部分は固く、ある部分は柔らかく」とメリハリのある形を目指しました。

そして、集大成の理由がもう一つ。コートを作ってもらってる工場さんとも、早6年ぐらい?WORKERS始める前から考えると10年以上のおつきあいです。
先方も私がWORKERS始める時は協力したい気持ち半分、でもどこかで「大丈夫かな」と心配もしていたそうです。今だから言いますがと前置きして先日話してました。

そんな心配が、今ではだいぶ信頼してもらえてるなと変わってきました。で、今こそこの超難しいコートもお互い納得してやれるのでは!という期待なのです。もちろん、年明けにあいさつがてら最終、サンプル前の打ち合わせして進行します。工場さんの技術はばっちりなので、後はどこまで私のひいた型紙が良い物か、そして、当然作業量が多い
、生地量が多い、高価な生地を使う事に対して、お客様に「それでも欲しい!」と思ってもらえるものに出来るか。企画メーカーの腕の見せ所です。