SIERRA DESIGHNS, 60/40 Mountain Parka




http://www.e-workers.net/outdoorclothing/mourainparka_sierra1/1.htm

シエラデザインズのマウンテンパーカーをアップしました。
いわゆる「元祖60/40パーカー」。

年代により、タグが違う、スナップボタンが違う、細かい仕様が違うと、ブーン世代の私にはぐっと来るジャンルです。

最近、ワークは一段落して(高すぎて買えないというのがあるのですが)、アウトドアやミリタリーにも興味を持っているのは更新内容からおわかりいただけると思います。

アプローチの仕方はワークウェアの時と同じで、出来る限り、一次史料(当時のカタログなど)にあたり、現物と比較してメーカーや年代ごとの特徴をつかんでいければと考えています。


で、シエラデザインズです。フロントは四つの大型ポケット。
腰の二つはスラッシュ付きの2ウェイ。

裏地も、このモデルではおそらく表生地と似たような化繊が使われています。1973年のカタログには「コットンのベンタイルに変えました」とあり、毎年のように細かいアップデートが行われていたのだと思います。


私自身、リアルタイムで経験していないので、このマウンテンパーカーというのが一体どこから出てきたものなのか、そこが知りたいところです。

素材が先なのか、デザインが先なのか、それともそれらの複合で出来上がったのか。

個人的には、ミリタリークロージングのアノラック系、フィールドジャケット/パーカー系デザインに60/40クロス、ナイロンのファスナー、ベルクロといった、当時の機能性素材がうまくまじりあって出来たのではと思います。

縫製には、やはりワークウェアと同様の多本針ミシンが随所に見られたり、アメリカらしい合理性がそこかしこに見られます。


元々は、バイクに乗るときの防寒着で安くてサイズのゆったりしたものを探していて見つけたのですが、今では、その成り立ちやメーカーごとの差など、いろいろ気になりだしています。