C.C.Filson, Hooded Cruiser







http://www.e-workers.net/outdoorclothing/jacket_filson4/1.htm

Filsonのフードつきクルーザーをアップしました。
恥ずかしい話ですが、この年で始めてみました、フードつき。それも脱着できる。

ただ、この手の製品にある「物としてはかっこいいけれど着ると・・・」とか「ただ珍しい」と言うのものではなく、本当に着てかっこいい一枚です。

私は古着、好きですが、どちらかというとただ珍しいものというよりも、そのジャンルの中で一番良いと思えるものが好きです。ワークシャツで言えば当然Relianceが好きですし、カバーオールだとやっぱりHEADLIGHTかな・・・このあたり、ただの主観ですが。

なので、単純に古いとか、珍しいとか、面白い仕様があるとかにはあまり興味もありませんし、そもそも、今の古着は骨董品の世界なので金額的に買えません。

買えませんが、このFILSONだけは別でした。
どうしても欲しいと、久しぶりに本気で思えた一枚です。(おかげで家人に借金するぐらいでした。)

作ってくれた昔の人、探してくれたディーラーさん、持ってきてくれた古着屋さん、皆に感謝してもしたりないぐらい良くできています。





ただ、そうは言っても着れば何かしら感想を持つものです。
最近、シャツの上にセーターを着て、何かしらアウターを着る事が多いです。

そうなると、どうしても袖裏が無いと袖の通りが悪く着づらい。
また、袖裏もコットンやネルならクラシカルで恰好は良いのですが、滑りが無いのでこれも着づらい。

さらに、袖の太さも着やすくはあるのですが、現代の感覚からするともっさり感じる部分。
もちろん、本物の森着として使うならば今のサイズ感が良いと思いますが、別にこれ着て木を切りに行く訳ではありません。
そうなると、じゃぁこの構造を活かして自分でも!とムラっ気が出てしまうのです。

ある意味、古着=ネタ探しになってしまうと洋服の神様、古着の神様から見放されます。
不思議なもので、「何かネタ無いかな?」と思って探すと何もアイデアは下りてきません。
ただ楽しんで居るときに、良いアイデアはどこからともなく下りてきます。

アイデアが湧くというより、古着や服の神様がたくさん持ってるアイデアの一部が空から下りてくる感じです。

正直、売れる・売れないで言えば、Cruiserは中々難しいと思います。
が、私自身、最近どうもウールが着たい。この数年のワーク、アメリカントラッドときて今度はアウトドアやヘビーデューティーが着たいのです。はたしてこれが、古着の神様が授けてくれたチャンスなのか、はたまたただの思い違いなのかはわかりません。